事例報告「 (2)滋賀希望が丘文化公園の管理について」

佐藤 晃氏((公財)滋賀県文化振興事業団)より

【現場視点からの公園マネジメント】

1)滋賀県希望が丘文化公園の概要

○三上・田上県立自然公園の施設として整備され、公園としては平成47年に開園しました。公園面積は47haであり、年間利用者は85万人です。

2)公園職員による直営作業について

○美観向上の視点に加えて、明るい森林環境に生育するキキョウ、ササユリ等の希少種を保全する取り組みを行い、生物多様性の向上に努めています。

○問題点は、イノシシ等の野生生物が食べることや人間持ち帰るなどの被害に対応しなければならないことです。

3)伐採作業

○ナラ、マツ等の危険木を伐採したものを薪ストーブの燃料として地域の住民や森林サポーターへ提供しています。また、園内のキャンプ場で使用しています。

○またチップは園内に敷いて活用しています。湿気が多い場所は発酵するので、できるだけ、日当たりのよい乾燥した場所に敷いています。

4)清掃作業

○回収した落葉は地域の人々に堆肥として活用してもらえるよう持ち帰ってもらっています。冬季にあっという間になくなってしまうぐらい人気があります。

5)草刈

○植生の変化により、コバノミツバツツジ等の日当たりを好む花木が減ってきていますが、ツツジ類の生育環境を維持できるよう公園の魅力向上の視点も含め草刈りを行っています。

6)森林整備

○森林政策課の補助事業を活用して里山再生に取り組んでいます。事業としては間伐等を行いながら森林資源を活かすことと、どう植生が変化したかを調べています。

○この取り組みについては、利用者や近隣の学校など色々な人や団体を巻き込んで行っています。

7)現場の視点から

○ボランティアを含め、色々な人をまとめるのは、現場をよく知り、現場の仕事に携わっている公園職員が行うほうがよいと考えます。

○直営作業について、経費を抑えながら充実させることで公園の魅力アップにつなげることが重要です。魅力アップに取り組む直営作業は公益性に結び付けなければならないと考えます。